環境に配慮した社会の構築にむけて 木材団体が異業種とのコラボレーション推進へ #木材 #脱炭素 #SDGs

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⽇本⽊材⻘壮年団体連合会が会員企業と異業種企業を結ぶコラボレーションの推進事業を開始

全国の⽊材関連企業の青年経営者や後継者で組織される⽇本⽊材⻘壮年団体連合会(令和4年度会⻑:川井博貴)は、コラボレーション推進委員会を設置し、木材関連企業会員と、脱炭素社会の実現に向けた活動やSDGsに取り組む企業とのコラボレーションを推進する。

  • 脱炭素社会及び循環型社会構築へ

2020年10⽉、日本政府は2050年までに温室効果ガスの排出を全体としてゼロにする、カーボンニュートラルを⽬指すことを宣⾔しました。カーボンニュートラルの達成のためには、温室効果ガスの排出量削減並びに吸収作⽤の保全及び強化をする必要があります。
木材業界においても政府のグリーン成長戦略を追い風に、木材活用による脱炭素や環境対策の政策が活発になっています。温室効果ガスの排出量削減に向けてできることとして、木造建築には建築時に二酸化炭素排出が少なく、木は炭素を幹や枝に固定し貯蔵する特性があることから、近年では大規模木造建築などが注目されています。環境に配慮した取り組みを行う企業の中には持続可能な資源として木材を利用し、自社の事業用建築物を木造で計画する企業も増加しています。また、脱プラスチックへの取り組みなど、これまで木材以外の素材であったものから木製品、木質製品の利用へ代替が進みつつあります。このような背景の中、⽊材関連企業とのコラボレーションを望む声も大きくなっています。

  • 異業種とのコラボレーション推進へ    

カーボンニュートラルやSDGsの推進のために⽊材関連企業との連携を模索する企業に対し、⽇本木材青壮年団体連合会では今年度新たに「コラボレーション推進委員会」を設置し、課題解決に適切な木材関連企業会員とのマッチングを支援しています。日本木材青壮年団体連合会ウェブサイトの問い合わせフォームから申し込みいただくと、その内容に沿った会員企業を紹介していきます。
会員企業が行っているコラボレーション事例を紹介します。

事例1【木材×サッカー】
現在は金属製のサッカーゴールが主流ですが、FIFAでも認められている木製のサッカーゴールを実現。世界で一番人気を誇るサッカーのゴールを木製で実現することで、子供から大人まで幅広い層で木質の良さを認識する機会を増やしています。
https://stroog.com/news/2016/07/28/post-4844/

事例2【木材×音楽】
能登ヒバ楽器プロジェクトATENOTEは能登ヒバ(別名:档/アテ)を使用して楽器をつくり、“人”と“自然”をつなぐ地域材活性化プロジェクトです。通常では楽器材として使うことが難しい針葉樹を使用する為、フルタニランバーのオリジナル乾燥技術と圧縮加工技術を活用しています。持続可能な地域材を楽器材として新しい価値を創出し、身近な楽器というプロダクトを通じて木材業界の認知を広める事業です。
https://www.furu-tani.co.jp/atenote/

事例3【木材×おしぼり】
不使⽤のコットン 100%おしぼりにヒノキのエッセン シャルオイルを配合した「ヒノキおしぼり」(IKONIH WET TOWEL)の開発。
https://www.nisshinbo-textile.co.jp/nist/news/pdf/news20220617.pdf

日本木材青壮年団体連合会は、お問い合わせのあった企業がスムーズにカーボンニュートラルに向けた取組を推進できるようマッチング支援を通じて、環境に配慮した社会の構築を⽬指しています。

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