100円でも売れない空き家2,000件の相談を受け現地連動のリモート仲介事業を展開。3年で49件販売。
株式会社ウィントランス(東京都渋谷区、代表取締役 高祖広季)が運営する、空き家を売りたい人・再生したい人を繋ぐポータルサイト『空家(そらいえ)ベース』が空家ベース2020年8月の開設以来2年が経ち、49件の成約実績を生み出した。(2022年12月5日現在、相談件数2,000件、現在約300件を掲載)空き家を対象にした新しいビジネスが活況となっているが、空き家の中でも条件が厳しく、不動産会社さえもが「この家はウチじゃ売れない」と言ってしまう空き家を正直にワケアリな条件を公開した上で売るという、厳しいチャレンジの成果を報告する。
空家ベース→https://sora-ie.jp/
<売れない=利益が出ない空き家も扱う『空家ベース』の挑戦>
空き家と一口に言っても、売買のプロである不動産会社からみると、『売れる空き家』と『売れない空き家』が明確に線引きされます。ちなみに、不動産会社から売れないとみなされる最終的な理由は、人件費や広告費、リスク換算などにより『利益が出ない』とみなされること。そこで、当社の空家ベースではそんな物件を100円~数十万円ほどの価格帯で掲載しています*1。
道路が狭くて車が入らない、雨漏りやシロアリの害でリフォーム費用が膨大になりそう・・・など、「売れない」と烙印を押されてしまった不動産もその理由は様々です。しかし、プロが見て価値がない不動産でも、日本全国の1億2,000万人の中には、「その空き家を使いたい!」という人が見つかります。
『空家ベース』は、どんな価格でも手放したいオーナーの切実な事情にお応えするために、地場産業と言われる不動産業界では珍しく、全国的な視点*2で宝石の原石のような空き家を探して、磨いて使いたいというお客様の期待を現実にするサイトです。
*1:掲載価格の他、登記費用や事務手数料が別途発生いたします。
*2:物件が存在する現地の不動産会社等との提携により売買手続きを進めます。
<キッカケは当社の『空き家パス』事業>当社が空き家専門に特化したのは、知人を通じて持ち込まれる相談の半分が、相続した空き家の売却だったから。思い出が詰まった家を売ることに悩み、売却を決断するまでに何年もかかることで家の価値が落ちていき、手放すことがさらに困難になってしまうのです。
さらに、相続した不動産は権利関係や人間関係が複雑な物件が多く、その悩みも深くなりがちです。親戚やご家族との人間関係や実家のご近所の方との関係の悩みを知り、サポートしていきたいと考え、弊社が買い取って問題を解消して販売する『空き家パス』事業を始めました。
そして、空き家専門に特化したことで、前述のような、不動産会社では利益が出せず『売れない空き家』に分類されてしまう物件も多く持ち込まれるようになり、『空き家パス』事業とは別に『空家ベース』を開設したのです。