アート系ウェブマガジンを軸に文化発信・支援を行う株式会社KAMADO(代表取締役:柿内奈緒美、本社:世田谷区、以下、KAMADO)は、この度、栃木県足利市(以下、足利市)の連携先として法人企業と文化をつなぎ、そしてアーティストを支援するプロジェクト「ART ARCH ASHIKAGA ーOUR ART PROJECTー(アート アーチ アシカガ ーアワ アートプロジェクトー )」を実施する。
- (1)背景
ウェブマガジンKAMADOには法人企業の寄付支援からはじまり、若手アーティスト・作家の支援をコーディネートする「OUR ART PROJECT」を運用しています。今回、地方自治体の第1弾として「栃木県足利市」さまの委託先としてOUR ART PROJECTの仕組みを提供させて頂く事となりました。
OUR ART PROJECTについて「OUR ART PROJECT BY KAMADO」は、KAMADOと連携団体が法人・個人の「寄付」をコーディネートすることで、若手アーティスト・作家の制作支援を行う今までにない仕組みです。法人は寄付金税制や企業版ふるさと納税を活用して直接支援が行えるだけでなく、一定期間の作品レンタルによるアートの体験が可能となります。個人においても抽選による作品譲渡という形があり、様々な人がアートにふれる機会を生み出します。
- (2)ART ARCH ASHIKAGA ーOUR ART PROJECTー 概要
足利市のアート文化の取り組みにKAMADOの仕組みとを連携して行うプロジェクトです。
足利市は都心からの交通の便がよい場所でありながら自然も多く、文化財(足利学校など)や古民家などが多く残ってます。そして元々、「アートクロスあしかが」といったアートイベントを行っていた文化・歴史の土地柄があります。2022年4月に廃校となった小学校だった場所に文化・アートの拠点として「大久保分校スタートアップミュージアム -TSUCULIE-(通称:TSUCULIE)が誕生しました。
関連記事:「文化と歴史の街・足利市に誕生するアートの拠点「大久保分校スタートアップミュージアム-TSUCULIE-」。柿落としはアーティスト金子未弥」 https://kamado-japan.com/series/tsuculie/このプロジェクトは法人企業の寄付で成り立ちます。法人企業は、このプロジェクトに参加することによって地方創生に貢献し「企業版ふるさと納税にて最大9割の控除が受けられる」ほか、KAMADOの記事に社名やロゴを入れることができ、社会活動のPRを実施する事ができます。
足利での繋がりを生み出したり、さらに支援した若手アーティストとコラボレーションし親和性のある事業をつくるなど文化と社会の繋がりを確立する事も可能になります。
足利市外部(企業・アーティスト)とつながりをつくり、地方の子供たちや市民が楽しめる現代アートのコンテンツとして、足利市内やTSUCULIEでの展示を実施する予定です。
寄付金は足利市から交付金として「ARTあしかが実行委員会」が運営費へあてられます。
足利市は関係人口の創出を目的としており、企業に支援して頂いたアーティストは足利市での滞在制作を行うことになります。KAMADOはアーティストの選定や活動をウェブマガジンで発信することをARTあしかが実行委員会から委託されます。ー足利のイメージワードー
・映像(映画のロケ地として有名です)
・教育関連/画材
・子ども
・ものづくり
・移住
・暮らし足利市「企業版ふるさと納税」についてはこちらをご覧ください。
https://www.city.ashikaga.tochigi.jp/page/kigyouban.html
- (3)ART ARCH ASHIKAGA ーOUR ART PROJECTーロゴについて
「ART ARCH ASHIKAGAのロゴは、足利市の風景を表しています。3つのアーチが象徴的な中橋は渡良瀬川を隔てた市の南北をつなぎ、その情景は地元の人々の日常となっています。このシンボルは「中橋の上に見える空」をモチーフに、ART ARCH ASHIKAGAを通して足利に新たな風が吹き込む様子を表現しました」
Logo Design by Sosuke Sugiura (CIVILTOKYO)デザインコンセプト
- (4)連携に寄せて 連携パートナー・KAMADOからのメッセージ
大久保分校スタートアップミュージアム つくりえ-TSUCULIE- ディレクター秋山佳奈子
地方創生とは地方の人口減少に歯止めをかけ、東京一極集中を是正し、それぞれの地域で住みよい環境を作ることが狙いだといいます。住みよい環境とはどういった環境なのでしょうか。
都市部に人口が集中するのは異なる価値観や文化的背景を持った人たちが集まり、様々な文化が重層的に形成されていることが一因のように思います。私自身栃木県にUターンした身ですが、文化に関しては触れることのできる情報量が地方はまだまだ少ないように感じます。その反面、地方には地方の良さがあるようにも思います。足利市は山や川など自然は勿論、寺社仏閣、多くの文化財、古い街並み…古き良きものが残っている街です。そんな街を舞台に様々なルーツを持つアーティストが集まり、その土地が持つ魅力をベースに様々な作品が展開される、それはまさに人口が集中する都市部で起こっている化学反応のようでもあり、多様な文化を認め合えるような、誰もが住みよい環境なのかもしれません。しかし、日本では若手アーティストの支援がまだまだ足りていないように感じます。若手アーティストは仕事傍ら制作し、自身でプロモーションまで行っているのが殆どです。良い作品を作っていても外部との繋がりがなければ制作活動を続けていくことは困難です。
個人のアートファンや企業と繋がってゆくKAMADOのプロジェクトはユニークで地道に活動するアーティストの希望にもなると思います。さらに足利市とのコラボレーションではアーティストと地方という新たな繋がりが生まれます。アートに触れることで得られる感動や新しい価値観、それはこの先の見えない地方の未来への一つの希望のようにも感じ、KAMADOとのコラボレーションにワクワクしています。足利という土地が持つ元々の良さに加え、新しい風が吹き込むことで得られる景色は、きっととても素敵なものになるはずです。
株式会社KAMADO 代表取締役 柿内奈緒美
今回、ご縁を頂き足利市さまとのお取り組みがスタートします。KAMADOが行っているOUR ART PROJECTの地方行政枠での第1弾となります。足利市は都心から1時間30分の交通の便に恵まれ、日本最古の学校「足利学校」があり、歴史と文化が豊かな街です。飲食街は個性あるお店が並び、街に人情と活気があり、訪れる度に好きになりました。
OUR ART PROJECTは「私たちの」プロジェクトと名付けてます。それは、様々な立場の方に「少しづつ自分ごと」として文化にふれる機会を創るプロジェクトです。
この取り組みを通じて、共通点がある企業さまと、若いアーティストとが文化・歴史の街、足利市と繋がることで新しい可能性が生まれ、またKAMADOの読者へもアートや情報が届き、アート・文化が人の暮らしにとって、少しでも身近になるようなきっかけの種になると嬉しいです。
- 会社概要
社 名:株式会社KAMADO
代 表 取 締 役:柿内 奈緒美
活動拠点場所 :東京都渋谷区渋谷2丁目24−12 渋谷スクランブルスクエア15階 SHIBUYA QWS
設 立:2020年6月
事 業 内 容 :インターネットを用いたウェブサービス・メディア運営、イベント企画・運営など
ウェブマガジン:https://kamado-japan.com/プロジェクト紹介サイト:https://kamado-inc.com/ourartproject/
プロジェクト関連リリース:
◆アート・文化にふれる機会をみんなで創造する仕組み「OUR ART PROJECT BY KAMADO」のコンセプトムービーを公開 (https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000011.000063214.html)
◆KAMADO✖️NPO法人 取手アートプロジェクトオフィス 連携プロジェクト・インタビュー動画コンテンツ<TAP Interview Movie 2022>公開! (https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000012.000063214.html)
株式会社KAMADOと足利市が「社会と文化をつなぎ若手アーティストの支援プロジェクトを通じて地方創生に関与するART ARCH ASHIKAGA ーOUR ART PROJECTー」を連携開始 | KAMADO INC.