【空き家リノベ体験記】~普通の独身サラリーマンが空き家を買ってリノベしてみた~ 第４８回足元はどれくらい冷える？ #リノベーション #空き家

「独身だけど自分の家が欲しい。」「家賃を払い続けるのはもったいない。」そう考えるシングルが増えているそうです。一方で、「そうは言っても先立つ物が。」「この先何十年もローンが払えるんだろうか？」そんなお金の不安もついて回ります。築古の空き家を買ってリノベすれば、新築と比べて低コストで家が手に入る、と言われています。そうはいっても空き家って怖い、と二の足を踏む人も多いのではないでしょうか。

そこで、空き家をリノベしようか？と悩んでいる方に少しでも参考になればと、この記事では普通の独身サラリーマンが空き家を買ってリノベした経験から、実際に何をして何を考え、結果どうなったかを紹介しようと思います。

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コンクリート土間は冷える

私の家は土間リビングです。土足でそのまま入れるので、人が集まって遊んだりご飯食べたりするのにとても便利です。お客さんが入るエリアとそれ以外の生活空間を、壁を設けずにゆるやかに区切れるため、広がりのある空間に出来るのもメリットと感じています。また、自転車の整備を空調の効いた室内で出来るのも、土間リビングにして良かったところです。

一方で、寒い季節には足元が冷えます。これが最大のデメリットと思います。特に我が家の土間リビングはコンクリートの打ちっ放しなので、地面からの冷気が伝わり易くなってしまっています。

ただ、暖房をつけていても寒くていられない、ということはありません。暖房はきちんと効くのですが足元、床面から10cmくらいだけが冷える感じです。

どれくらい冷えるか測ってみた

実際にどれくらい冷えているのか気になったので、温度を測ってみることにしました。朝、冷え切った状態から暖房を入れて、部屋の各箇所の温度の上がり方を温度計で測ります。測定箇所はコンクリート土間面、フローリング床面、ダイニングテーブル上です。

測定した日は最低気温が1.9℃、測定を開始した朝8:30の段階で5.8℃でした。この時点ではどの測定箇所も12℃で差はありませんでした。

そこからエアコン暖房をつけます。LDK全体で広さ16帖、リビング階段なので空間の大きさはおよそ18帖分。エアコンは14帖用で設定温度は20℃、風量自動、風向は一番下。土間にサーキュレータを上向きにおいて、下の方の冷たい空気と上に溜まる温かい空気を撹拌します。

暖房をつけてから約1時間で室温は24℃程度でほぼ一定になりました。一方で、この時点ではフローリングもコンクリート土間も12℃強くらいで全然温かくなっていません。

暖房をつけて2時間くらいで、フローリングと土間で差がついてきました。フローリングは14℃、土間は13.3℃です。4時間でフローリングは16.3℃強、土間が14.5℃になりました。

確かに土間は冷えるが

実際に温度を測ってみると、確かに土間は冷えることが分かりました。室温と足元温度の差が10℃以上あるとなると快適とは言い難いです。ただ、フローリングとの温度差は2℃弱しかなく、足元が冷えるのは土間だけが悪いというわけでは無さそうです。

実際に土間リビングを使う際には、土足なので、寒い時期には靴も靴下も履いていることが多いので、足元の冷えは意外と気になりません。むしろ、素足で触れることがあるフローリングの冷たさの方が堪えます。ただ、1人でいて靴下履いてない時に、サンダルだけで掃除等のために土間に下りたりすると、土間の冷たさが気になります。

私は、冷え症ではなく、比較的寒さに強い方ですし、エリア的にもそこまで寒い地域ではないので大丈夫ですが、冷えやすい人や寒い地域の方の場合、対策をした方がいいとは思います。床暖房はフローリングに入れるのが一般的ですが、土間にも床暖房入れられます。床から温めると、室内の温度差が小さくなるので、室温が多少低くても快適になるので、予算の許す範囲で検討されるといいと思います。