【空き家リノベ体験記】~普通の独身サラリーマンが空き家を買ってリノベしてみた~ 第29回 家づくりにも勉強が必要 #リノベーション #空き家

「独身だけど自分の家が欲しい。」「家賃を払い続けるのはもったいない。」そう考えるシングルが増えているそうです。一方で、「そうは言っても先立つ物が。」「この先何十年もローンが払えるんだろうか?」そんなお金の不安もついて回ります。築古の空き家を買ってリノベすれば、新築と比べて低コストで家が手に入る、と言われています。そうはいっても空き家って怖い、と二の足を踏む人も多いのではないでしょうか。

そこで、空き家をリノベしようか?と悩んでいる方に少しでも参考になればと、この記事では普通の独身サラリーマンが空き家を買ってリノベした経験から、実際に何をして何を考え、結果どうなったかを紹介しようと思います。

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第28回 戸建てとマンション、リノベするなら?

目次

家づくりで後悔がある人は少なくない

「家は3回建てないと理想の家にはならない」という話を聞いたことはないでしょうか?
YouTube不動産 調べ」によると、自宅の間取りについて「後悔した」「失敗した」と思ったことのある割合は56.6%だそうです。

家づくりは工務店や建築家といった専門家に託して進めることになります。プロに任せておけば大きな失敗はそうそうしないような気がしますが、実際には後悔が残ることがしばしば。これは、それぞれの家庭ごとに家族構成も違えば価値観も違い、そのために家に必要な機能・性能も全然違ってくるのが原因です。百戦錬磨の名建築家であっても、“あなたの家の最適”は分からないのです。

失敗や後悔をなるべくなくしたければ、とにかくコミュニケーションをとることが大切です。打ち合わせを重ねることで、自分の欲しい家のイメージを専門家としっかり共有することでしか、理想の家に近づくことは出来ないのです。

勉強しないと理想は見えてこない

では、漠然と「理想の家って何だろう?」と考えて、自分の住みたい家を思い描けるでしょうか?おそらく、何から考えていいのか分からない、という人がほとんどだと思います。それは仕方がないことだと思います。学校では家づくりについて教えてもらっていませんし、社会に出てからも、改まって勉強する機会はまずないと思います。

そのため、「家が欲しい!」と思ったら、まずは家づくりについて勉強からはじめるのがいいと思います。オススメの勉強方法は本を読むことです。家づくりの入門書は色々と出版されているため、その中から気になった物を一通り読んでみて下さい。ただし、あまり書かれていることを鵜呑みにするのも良くないです。知識や用語の解説等、普遍的な部分はきちんと理解して物にした方がいいですが、著者の私見の部分に関しては「そういう見方もあるんだな」くらいに留めておきましょう。

入門書を一通り読んで、ある程度「理想の家」の輪郭が見えてきたら、そこから、インターネットやカタログ、モデルハウス等、情報源を増やして、さらに「理想の家」のイメージを膨らめていくといいでしょう。また、別の入門書に改めて目を通して、視点が偏ってないか確認するのもいいと思います。

学んだことは打ち合わせでも活きる

「理想の家」が思い描けたら、それをもとに工務店や建築家といった専門家に相談することになります。物件探し、企画段階、設計、施工と少しずつ具体化していきますが、その都度、徹底的に打ち合わせをして、専門家とイメージをしっかり共有し、「思ってたのと違う」が無いようにしましょう。

入門書をきちんと理解していると、ある程度は打ち合わせで専門家が使う用語が分かるようになります。イメージを共有する過程で、同じ言葉を使えることは大きなプラスになります。始めにきちんと勉強することは、ここでも活きてくるのです。

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