メタバースで住宅プランを検討、DNPが新サービスを提供開始。高精細なVR(Virtual Reality:仮想現実)データに変換するソフトウェア提供。

大日本印刷株式会社(DNP)が、メタバース上で住宅プランを検討できるサービスを2023年5月より提供開始します。この新サービスにより、ハウスメーカーや工務店と施主が場所を選ばずに住宅プランを共有し、商談の効率化が期待されています。

DNPは、これまで住宅用プレゼンテーションソフトのデータを高精細なVRデータに変換する「DNPバーチャルエクスペリエンス VRプレゼンゲートウェイ」を提供していました。今回開発された「メタバース版」では、複数名が同時に閲覧できるサブスクリプションサービスとして提供されます。

メタバース版の導入によって、ショールームに行かなくてもVR空間内で自由にウォークスルーしながら住宅プランを検討することが可能になります。これにより、打ち合わせの時間や回数の縮減や場所や機材の制約を解消し、住宅事業者のデジタルトランスフォーメーション(DX)を推進します。

「VRプレゼンゲートウェイ メタバース版」は、住宅用プレゼンテーションソフト「Walk in home」の開発元である株式会社DTSと連携し、様々な機能やパフォーマンスの改善を図ります。特長として、いつでもどこでも高精細なVRの住宅プレゼンテーションが可能で、専用機材が不要となります。また、サブスクリプションサービスとして提供されるため、初期コストを下げることができます。

メタバースイメージ
メタバースイメージ

【「VRプレゼンゲートウェイ メタバース版」開発の背景】

住宅事業者と施主の商談において、PC等で完成イメージをシミュレーションして表示する住宅用プレゼンテーションソフトの利用が広がっています。DNPは、これらのソフトで作成した3Dデータを“速く、かんたん、キレイに”VRデータに変換するソフトウェア「DNPバーチャルエクスペリエンス VRプレゼンゲートウェイ」を提供しています。近年は、時間や場所の制約が少なく、簡単に実施できるオンライン商談のニーズも増えており、今回、インターネット上の仮想空間・メタバースで住宅事業者と施主が住宅プランを共有・体験できる「DNPバーチャルエクスペリエンス VRプレゼンゲートウェイ メタバース版」を開発しました。「メタバース版」の導入によって、高精細VRデータを活用したバーチャル空間でのウォークスルーなどを容易に実現できます。

なお、「メタバース版」開発にあたっては、住宅用プレゼンテーションソフト「Walk in home(ウォークインホーム)」の開発元である株式会社DTS(本社:東京)と「VRプレゼンゲートウェイ」ユーザー企業および販売代理店各社から、住宅販売業界の発展に資するという志のもと、必要な機能やパフォーマンスに関する様々なご意見をいただきました。こうした声は「メタバース版」の今後の継続的なバージョンアップにも活かしていきます。

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