南側にある駅のうち狙い目は高輪ゲートウェイ駅~目黒駅間の5駅!
(イラスト/SUUMOジャーナル編集部)
北側にある駅のほうが家賃相場はリーズナブルな傾向にありますが、「JR山手線のなかでも、JR中央線で南北に分けた場合の南側にある駅のほうが都合がいい。それでもできる限り家賃を抑えたい……」という場合はどの駅がよいでしょう。ランキングを見てみると、高輪ゲートウェイ駅(13位・家賃相場10万1000円)~品川駅(14位・同10万3000円)~大崎駅(12位・同10万円)~五反田駅(15位・同10万5000円)~目黒駅(16位・同10万8000円)と連続する5駅がよさそうです。南側に位置する駅のほとんどは家賃相場が11万円以上ですが、この5駅のみ家賃相場が10万円台に収まっています。
JR山手線の南側にある駅のうち家賃相場が最も安いのは、12位大崎駅。JR各線に加えてりんかい線も乗り入れており、お台場や有明、新木場方面にもアクセスしやすいです。駅の北口と南口の改札を結ぶ通路沿いには駅ナカ商業施設があり、衣料品店、ドラッグストア、飲食店などを利用することができます。そして改札を出て駅東側のペデストリアンデッキを進むと、ショッピングモールとオフィスビルからなる「ゲートシティ大崎」や「大崎ニューシティ」へ。駅西側にも同様にオフィス棟と商業棟を備えた「ThinkPark」があります。
かつては都内有数の工業地帯だった大崎エリアはいまやビジネスと商業の街として発展しています。そして今また、大崎はさらなる進化の過程にあり、2022年1月には駅から東へ徒歩8分ほどの旧ソニー本社跡地に地上19階建てのオフィスビルが誕生したほか、駅の西口側で再開発事業が行われています。住宅や事務所、店舗、保育所などを備えた地上35階・地下3階建てのビルが2025年度内に竣工予定。
また、12位・大崎駅~15位・五反田駅の中間地点でも、再開発ビルの建築が計画されています。目黒川に面した約1.6ha区域に地上20階建てと39階建ての商・住・業務の複合ビル2棟が建ち、周辺には公園も整備される予定。このビルに先立つ2023年12月には、五反田駅から南に徒歩8分ほどの旧ゆうぽうと跡地に地上20階・地下3階建ての複合ビルができる予定。高層階にはホテル、その下にはオフィスエリアや飲食エリア、品川区運営の多目的ホールが設置されるそうです。
今回の調査では、JR山手線の南側としては家賃相場が低めだった高輪ゲートウェイ駅~目黒駅間。上記に挙げた以外の高輪ゲートウェイ駅~品川駅間を含めて続々と再開発が予定されており、このエリアの注目度が高まっていくのは必至。今後は家賃相場が上がることも考えられるので、今のうちに一度住んでみるのもアリかもしれません。
調査概要
【調査対象駅】
SUUMOに掲載されているJR山手線沿線の駅(掲載物件が11件以上ある駅に限る)
【調査対象物件】
駅徒歩15分以内、10平米以上~40平米未満、ワンルーム・1K・1DKの物件(定期借家を除く)
【データ抽出期間】
2022/1~2022/12
【家賃の算出⽅法】
上記期間でSUUMOに掲載された賃貸物件(アパート/マンション)の管理費を含む⽉額賃料から中央値を算出(3万円~18万円で設定)
※駅名および沿線名は、SUUMO物件検索サイトで使用する名称を記載している
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2023年「JR山手線」家賃相場が安い駅ランキング!狙い目は再開発で人気が高まりそうな高輪ゲートウェイ駅~目黒駅間|株式会社リクルート