「自分たちの居場所は自分たちで創る」高校生の空き店舗活用プロジェクトのクラウドファンディングが始動!商店街の空き店舗を高校生と一緒にリノベーション

新潟県阿賀町。過疎化した商店街の空き店舗を町の高校生と大人が一緒に作り上げる。空き店舗活用プロジェクトのクラウドファンディングが開始!!


「学校帰りに寄れる場所はコンビニぐらい」 これは阿賀町の中高生みんながよく口にする問題。 そんな阿賀町には無数の空き店舗があります。 自分たちで学校帰りに集まれる場所を創ろうと立ち上がった 高校生と大人の挑戦。

はじめに

学校帰りに寄れる場所はコンビニぐらい。

無いのであれば自分たちで創ろう。

そんな想いから高校生と地域の大人が
地域の空き店舗をリノベーションし、自分たちの居場所を創っています。

阿賀まちづくり株式会社の高橋眞也と申します。

空き家の活用や町の魅力を再発見し、まちづくりを行うイベント事業などを行っています。
阿賀町内中学校の地域連携コーディネーターや阿賀黎明高校の探究の授業などにも参加し、
町の未来を担う教育のありかたにも関心を持って取り組んでいます。

昨年夏から約9か月、商店街の空き店舗を阿賀黎明高校の生徒と一緒にリノベーションする
プロジェクトを行っています。

このプロジェクトを通して地域を舞台に
高校生と大人がともに挑戦する文化を創ることができたらと考えています!

その1歩目として町の使われていない空き店舗を使って
自分たちの手で新しい価値ある場所を創ることに高校生と阿賀町の大人が挑戦します。

本プロジェクトの舞台 阿賀町とは?

新潟県阿賀町。福島県との県境に位置し人口は10000人ほど、阿賀野川流域に面し、麒麟山や赤崎山など多くの山と川に囲まれた自然豊かな町である。

しかし、他の地方自治体と同じ、もしくはそれより早いペースで人口減少が進み、その影響でかつて昭和電工など大企業の恩恵を受け賑わいを見せていた阿賀町の中心地にある津川商店街も現在では人通りは少なくシャッターも目立つ。

なぜ高校生が立ち上がったのか?阿賀黎明高校とは?

阿賀黎明高校。明治34年に設立されたこの高校も人口減少の影響を受け、現在では全校生徒78名と統廃合の危機にある。この阿賀黎明高校ではその危機を脱しようと高校魅力化PJを行い、地域と連携した「地域学」や「探究」の授業など特色ある教育づくりに取り組む。

2年生の「地域学」では2年生15名がまちづくり・商業・農業・福祉・土木林業・観光の6つのチームに分かれ、阿賀町で活躍する大人と一緒にプロジェクトを立案し実施していく授業である。

今回はこの地域学の授業で、あがまちづくり株式会社代表取締役 高橋 眞也と高校生3人はまちづくりチームとして出逢い、空き店舗のリノベーションに取り組むことになった。

そして始まる。空き店舗リノベーションプロジェクト

高校生たちと大人はリノベーションのコンセプトを決めた
それは「高校生がたまれる場所」

学校の帰り道、立ち寄れる場所がない。
阿賀町には、都市部にすむ高校生が放課後に立ち寄る大型のショッピングモールやcaféなどはほぼない。

せいぜいコンビニに行くか、学校の前で立ち話ぐらい。
もっと落ち着いて高校生同士が楽しくた集まれるそんな場所があればいいな。

阿賀黎明高校生は家と学校を親の送迎で往復し、町の魅力を知るといっても接する機会がない。
大人がよくいう魅力は車などが使えるからいけるのであって自分たちではなかなか無理。

高校生はよく言う「阿賀町にいいところはない。」
多くの高校生はそのまま町を出てしまう。

でも、高校生がたまれる場所が実現することで、

今まで店舗や人通りが少なく、若い世代も含めて人と人との交流がうまれにくくなっていた
商店街に若い世代が顔を出すようになり、人の流れが活発になる。
町の人はそこに立ち寄る高校生とあいさつを交わしたり、声を掛け合うことが増える。

そうすることで高校生が町の魅力を知ることができる。
逆に大人が高校生に負けじとアイデアを考えるようになる。

そうすることで、『高校生がたまれる場』を起点にアイデアや動きが活発になり、
関係人口が増えたり、自分たちのまちの魅力を話せる人が増える。

そんな想いを込めてプロジェクトがスタートした。

ここまでの歩み

最初は空き店舗の状況視察。
残っているものも多く、
まずはこの撤去と清掃と言う本当に0からプロジェクトは始まった。

最初は単純かつ重労働な作業の数々も協力者が次第に増えていくにつれ、
活動にも熱が入った。

当初高校生3名で行っていたが、活動が進むうちに
3名以外の周りの同級生も活動に関わるようになる。

高校生の想いと声

当初は学校の授業として将来の経験値になりそうだと思い、参加しました。
単にモノを創ることが好きだったのでそういった理由もあります。
でもただ場所を創るだけじゃなくて、その場所をどう活用するか?まで自分たちで考えることは
本当に難しかったです。

このプロジェクトを通して自分たちがどう変化したかは分からないけど視察で言ったことのない場所に行ったり、大人とやる上でいつもの授業よりちゃんとやろうと思えたり、いつもよりアイデアや意見を多く出すことができるようにはなりました。

この場所ができあがったらたくさん若い人に来てほしい。
でも特に残っていてほしいとも思わないです。それは時代とともに必要なことも変わってくるのに
自分たちのままということは、あとが続いていってないという事、だからこの場所はたくさんの人に関わってもらって、関わる人たちの手でどんどん変わっていくような場所になってほしいです。

クラウドファンディングに至った理由

現在空き店舗のリノベーションは塗装がおおよそ終了し、
電気設備やガラスの修繕などを残して春完成予定で動いています。

ただし、塗装にかかる費用など、現在までにかかった経費はすべて協力する大人たちの手弁当で行っています。これから電気工事費や諸々の修繕費などを含めると総計で数十万円の規模になる。

経費内容(本クラウドファンディング及びリノベーション経費)

機材レンタル代20000円 インク代50000円 床材100000円 電灯・電気工事50000円 片づけ・撤去経費50000円 照明30000円 ガラス修繕100000円 用具等雑費30000円 初回イベント運営費20000円 リターン70000円 クラウドファンディングシステム手数料54000円(支援金額の9%)

計619000円

とはいえ、ここまで高校生と町が何とか工夫してきた。
なんとか高校生のアイデアや協力する大人たちの想いを形にしたい。

今回は60万円という金額のクラウドファンディングに挑戦させていただきます。

60万円を達成しないと有志で労働し、協力いただいている大人たちがポケットマネーで費用を負担する必要があります。(身を切る覚悟はできている。とおっしゃっていただいていますがそれは避けたい。

そういった背景で今回のクラウドファンディングに至りました。

今後の展望

今回ご支援いただいた皆様の想いをもとに改装を行っていきます。
そして改装後は高校生がボードゲームのイベントをこの場を拠点にはじめます!

高校生の想いもあり、来年度の阿賀黎明高校の地域学の授業にてこの場を拠点として色々なプロジェクトを今後行い、町の高校生の想いや挑戦とともに変化していく場所としてあり続けます!!

2022年3月現在  壁塗装など終了
2022年4月 クラウドファンディング終了
2022年4月中旬~下旬 電気工事やガラス補修など
2022月5月 高校生主催ボードゲームイベント開催(日程は高校生と相談中)
2022年5月下旬 リターン発送

高校生の想いと声

当初は学校の授業として将来の経験値になりそうだと思い、参加しました。
単にモノを創ることが好きだったのでそういった理由もあります。
でもただ場所を創るだけじゃなくて、その場所をどう活用するか?まで自分たちで考えることは
本当に難しかったです。

このプロジェクトを通して自分たちがどう変化したかは分からないけど視察で言ったことのない場所に行ったり、大人とやる上でいつもの授業よりちゃんとやろうと思えたり、いつもよりアイデアや意見を多く出すことができるようにはなりました。

この場所ができあがったらたくさん若い人に来てほしい。
でも特に残っていてほしいとも思わないです。それは時代とともに必要なことも変わってくるのに
自分たちのままということは、あとが続いていってないという事、だからこの場所はたくさんの人に関わってもらって、関わる人たちの手でどんどん変わっていくような場所になってほしいです。

高校生と挑戦する大人

本クラウドファンディングの発案者
阿賀まちづくり株式会社 代表取締役 高橋眞也 様

まちづくりをしようと思ったときに、まずは阿賀町の中心である、
津川の商店街が盛り上がらないといけないと思いました。

そして、カネク商店さんのオーナーさんからご協力をいただいて、
高校の授業として取り組ませてもらいました。
これからは授業を飛び越えて、地域の一員として
なんとかこのプロジェクトを完成させていきたいと思ってます。

プロジェクトを応援する大人たち

今回リノベーションを行った物件のオーナー 水落 様

大家として空き家がみんなが集うような場所になって、
有効活用してくれることになればとても嬉しいです。

阿賀黎明高校魅力化PJ 及川真央 様

高校生の「やってみたい」というほんの小さな想いに対して

さまざまな大人がいい意味で焚き付け、
協働する中でいつの間にか実現している。

その中で高校生は多くのことを学びながら、自分たちでも社会を変えていけるという自己効力感を育むことができる。

これこそが今の日本に足りない教育だと思っています。

お金がないという我々大人の情けない理由で高校生の可能性を潰すわけにはいかない。
そんな想いでこのクラウドファンディングを応援しています!

最後に

このプロジェクト及びクラウドファンディングを作成するにあたってさまざまな方にご協力いただきました。阿賀黎明探究パートナーズ、学校の先生方、地域の方々、高校生
ほんとに多くの人とこのプロジェクトを創ってきました!

皆さんも私たちの仲間として、自分たちも社会を変えられる、
そう信じられる教育おいては社会を一緒に創っていきませんか?

​「自分たちの居場所は自分たちで創る」阿賀黎明高校生と阿賀町の空き店舗活用PJ
https://camp-fire.jp/projects/view/552815


「自分たちの居場所は自分たちで創る」高校生の空き店舗活用プロジェクトのクラウドファンディングが始動!|阿賀まちづくり

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000011.000075792.html

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