空き家活用のシェアハウスで若者のU・Iターンを創出する株式会社巻組(本社:宮城県石巻市、代表取締役:渡邊 享子、以下 巻組)は、NFT認証スマートロックシステムをDAO型シェアハウスに導入。当システムの導入によって、DAOにより発行されたNFT「Roopt NFT Kagurazaka」が即座にシェアハウスの入退室に使用できる鍵となる。
NFT認証スマートロックは、web3/DAOの先進事例を複数手掛ける株式会社ガイアックス(本社:東京都千代田区、代表執行役社長:上田 祐司、証券コード:3775)が、スマートロック「Akerun Pro」(※1)をベースに開発したものです。
導入先はDAO(※2)型シェアハウス「Roopt(ループト)神楽坂DAO」(※3)。コワーキングルームのある母屋への入退室を「Roopt NFT Kagurazaka」の保有有無により管理します。シェアハウスのセキュリティとDAOメンバーの利便性を向上させるとともに、DAO運営の領域拡大と円滑化を目指していきます。(設置は2023年2月中旬予定)※1:「Akerun Pro( https://akerun.com/ )」は株式会社Photosynth(東京都港区、代表取締役社長 河瀬 航大)が提供するスマートロックです。※2:Decentralized Autonomous Organizationの略。自律分散型組織。定められたルールに則って自律して完全自動で動き続ける。
※3:物件をオーナーが単体で管理運営するのではなく、入居者およびその他の出資者が自律的に、全面的な運営に関与できるのが特徴のシェアハウスです。( https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000003.000080525.html )Roopt神楽坂の入居権と紐づくトークン Roopt NFT Kagurazaka
- NFT認証スマートロック導入の背景
Roopt神楽坂DAOでは、シェアハウスに1ヶ月入居する権利を3万円で売り出し、購入者には購入した証として「Roopt NFT Kagurazaka」というトークンを発行しています。このトークンには、Roopt神楽坂のコワーキングルーム利用権が付随しており、入居権を購入することで、Roopt神楽坂のコワーキング利用が可能になります(※4)。現状はNFT認証に依らないスマートロックを設置し、巻組が個別に合鍵発行することで入退管理していますが、このNFT認証スマートロックを導入することによって、トークン取得後ただちにコワーキング利用することが可能となります。
また、入退室は原則指定のトークンを保有している者に限定されるため、シェアハウス入居者も使用する共有部のセキュリティを向上させることができます。※4:トークンには他にも様々な権利が付随しています。( https://delicious-rain-39d.notion.site/79701e79a8de4b6a84c3483b66526d8b )
Roopt神楽坂DAOでは、入居権発行額のうち一定額をDAO運営の予算として設定しており、その予算の使い道についてトークン保有者を中心に議論し、投票により決定します。このNFT認証スマートロックについても、DAO内の提案・投票により導入が決定しました。巻組はDAOメンバーの一員として対外的な対応を行う