住宅ローン金利上昇を懸念し、買い時DI(※)も前回比10ポイント減、様子見傾向強まる.半面、インフレ傾向も後押しし消費者の購入意欲は依然高い
■■ 要旨 ■■
☑ 『1年後のマンション価格が下落する』と回答している割合が4期連続で上昇
☑ 住宅ローン金利上昇の懸念もあり、買い時DIが前回比10ポイント減
☑ ただし、購入意欲が増したと回答する割合は半数近くにものぼり、依然として高い分譲マンション購入・売却検討者28.9万人を有する不動産のセカンドオピニオンサイト「住まいサーフィン」(https://www.sumai-surfin.com/ 運営:スタイルアクト株式会社 東京都中央区・代表取締役:沖有人)は、
今回で60回目となるマンション購入検討者の定例意識調査を行いました。
本調査は、自社Webサイト「住まいサーフィン」の登録会員28万人のうち、 直近3か月間に新築マンションの販売センターに行った経験がある人のみを対象とし、マンション購入に対するアンケートを実施しています。 当社では購入検討者の心理を四半期単位で時系列比較しています。(第1回は2008年4月、今回で60回目)分析結果から、『1年後のマンション価格が下がると思う』と回答する割合が4期連続で上昇しており、マンション価格の下落を予想する人が増えている傾向にあることが分かりました。
また、現在の価格が買い時と感じている割合も前回調査から1割低下しました。昨年末に報道された日銀の金利幅拡大を受け、住宅ローンの金利上昇が懸念されていることも一因と考えられます。
しかし、『1年前に比べて購入意欲が増しているか』については、47.3%が『購入意欲が増している』と回答しており、市況悪化を不安に感じる一方で、購入意欲は依然として高いままであることが分かりました。■■調査概要 ■■
【調査対象】
自社Webインターネットサイト「住まいサーフィン」の登録会員28万人のうち、 直近3か月間に新築マンションの販売センターに行った経験がある人
【調査期間と回収サンプル数】
第54回21年07月07日~13日(307件) 第55回21年10月08日~13日(269件)
第56回22年01月07日~11日(239件) 第57回22年04月08日~11日(229件)
第58回22年07月15日~19日(233件) 第59回22年10月07日~12日(256件)
第60回23年01月06日~11日(226件)
【調査地域】 全国
【調査方法】 自社Webサイト「住まいサーフィン( https://www.sumai-surfin.com/ )」■■調査結果詳細 ■■
図1:1年後価格≪ポイント≫ 『1年後のマンション価格が下がると思う』と回答する割合が4期連続で上昇した。また、『上がると思う』という回答が前回調査と比較し、13.2%低下した。