では、現在の住まいと実際に住みたい場所には違いがあるのでしょうか。
現在住んでいる地域が「都会」の方、現在住んでいる地域が「田舎」の方、それぞれで集計しました。どちらも、現在住んでいる地域と同じような環境で住みたいと思っている方が良い結果になりました。
特に、現在「都会」「どちらかといえば都会」に住んでいる方の回答では、「田舎に住みたい」と思っている方は少ないようです。■住みたい場所は年齢によって変化する?
続いて、住みたい場所は年齢によって変化したか?もしくは変化すると思うか?について聞きました。「変化していない(変化しないと思う)」と回答した方が62%と、住みたい場所は年齢によって変化することはないと考えている方が多いようです。
「変化した(変化すると思う)」と回答した方に、どのように変化したか(すると思うか)についても聞きました。住みたい場所がどのように変化したか(すると思うか)
- まだ若いので車であちこち行けるが、歳が行くと買い物など不便になるとおもうから。(30代・女性)
- 学生の時は田舎は何もなく遊びばやお店がたくさんある都会に憧れはあったが、実際に都会に自由に行き来できるようになった社会人から見たら都会は便利だが人々は多いし賑やかで自然豊かな田舎のほうが落ち着くというか住みやすいと思った。(30代・女性)
- 現在48歳で、歳を重ねるごとに田舎暮らしが落ち着きます。逆に20代の頃は都会がよかったですが。(40代・男性)
- かつては、のどかな里山に住みたいと思っていたけれど、東京の便利さを知ったら離れたくなくなった(50代・女性)
- 今は自然環境いっぱいの田舎に魅力を感じているが、実際に年齢を重ねると便利な都会から離れられないような気がする。(50代・男性)
- 車があれば田舎でもどうにかなると思っていましたが、年齢を重ねていくと体の自由も聞かなくなってくるし、移動においては公共交通機関のあるところがいいですね。若いうちは田舎にあこがれた時もありましたが。(60代・男性)
- 現役時代は通勤に便利な場所、リタイア後は田舎暮らしでのんびりと、高齢化したらセーフティネットの整った都会と変化しました。(70代・男性)
■まとめ
今回は、住むなら都会か田舎かについての調査を実施し、その結果について紹介しました。
「田舎」よりも「都会」に住みたいという方が多い結果となり、特に30代以下の若い世代が都会に住みたいと思っている場合が多いようです。一方で、40代、50代に比べて60代の方も「都会」を選んだ方が多い結果に。
若いころは都会でバリバリ働き、仕事や子育てが落ち着いてきたら田舎でのんびりと、さらに年齢が上がってきたら利便性の高い都会へ…という風に、「住みたい場所」が移り変わっていくという方が多いのかもしれません。
【住むなら都会?田舎?】30代以下の52.8%が「都会が良い」 年代別での差は?|株式会社NEXER