- 選定者コメント
本年度から新しい取り組みとして「住まいのヒットワード番付」を発表させていただきました。2022年もコロナ禍が継続し、ロシアのウクライナ侵攻、世界的なインフレなど外部環境が目まぐるしく変化する中、住まいに関しても情勢の影響を受けたキーワードが目立つ結果となりました。特に注目すべき点としては、業界全体で「不動産DX」への取り組みが加速し、様々なツールやサービスが登場した1年となったことです。また、民法改正により成人年齢が引き下げられ18歳から住まい契約が可能となりました。ネット完結が当たり前の世代がこれから消費の中心になっていく中で、不動産業界でもDXの波が益々加速していく流れになっていきそうです。
2022年はコロナ禍がようやく収束し始めたなか、ロシアのウクライナ侵攻に端を発する物価高騰、そして金融政策の違いによる円安の進行で幕を閉じます。住まいに関してはテレワークの定着によって利便性重視から、自分にとって一番快適な暮らしと住まいを求める傾向が強くなりました。住まいに求めるものが機能も設備も多様化し、地球温暖化を意識した断熱性能の向上だけでなく環境負荷も低い住宅やコンパクトな平屋まで、様々のトレンドが生まれた年でもありますが、実は世界情勢の変化が住環境とも密接に繋がっていることを強く実感する年でもありました。我々が幸せに安心して住み続けるためには何が必要で何が不要なのか、考え続けなければなりません。
横綱にはウッドショックにウクライナ侵攻が拍車をかけた「建築資材の価格高騰」、成人年齢の引き下げの「18歳からの住まい契約」が並ぶ結果に。SDGsやエネルギー問題から「ZEH-M」「木ション」の流れも本格化。高齢者だけでなくマンション世代の若者にも注目される「平屋ブーム」もマスコミに取り上げられ、LIFULL HOME’S PRESSでも取材記事が人気となっています。ラウンジなどコミュニケーションの場が多かった共用部をワークプレイスにするなど、マンション設計にも変化があるようです。気になる株の「核シェルター」は核の可能性や隣国のミサイル問題が報道されるたび、LIFULL HOME’S PRESS取材記事のアクセス数が上がるなど、まさに気になる動きに。社会情勢を反映するワードが並んだ番付となりました。
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2022年、住まいのトレンドを振り返る「LIFULL HOME’S 住まいのヒットワード番付 2022」を初めて発表|株式会社LIFULL