ミュージアムホテルとしての美を誇るホテル雅叙園東京(東京都目黒区、総支配人:森木岳明)が、2023年10月7日(土)から11月26日(日)にかけて、土日祝限定で東京都指定有形文化財として知られる名建築「百段階段」の特別見学会を、文化財保全の一環として開催することを発表しました。
「百段階段」として知られる東京都指定有形文化財は、ホテル雅叙園東京のルーツである料亭・目黒雅叙園の3号館として、1935年(昭和10年)に誕生しました。かつて華やかな宴が繰り広げられた7つの宴会場は、99段の迫力ある階段でつながれており、ホテル内に当時のまま残る唯一の木造建築です。
本建造物は、昭和の初期モダニズムと日本の伝統的美学が共存する独特の空間となっており、2009(平成21)年3月に東京都の有形文化財に指定されました。
未来の世代にもこの美しい意匠を伝えるための取り組みとして、現在、漁樵の間の美術品の修復をはじめとし、建物全体の保存修復活動を進行中です。