九州産業大学の学生を中心に結成されたプロジェクト「Gh-1グランプリ」が最終フェーズを迎え、実際の建築物として障がい者グループホームが完成しました。9月8日および9日に福岡市で、この特別なグループホーム『YOKATOKO南片江 弐番館』の内覧会が開催されます。
【Walk in home サイト】https://www.walk-in-home.jp
この特別なプロジェクトは、学生、安心計画株式会社、そして建設会社の三者が手を取り合って進めた産学連携の取り組みです。中でも注目すべきは、安心計画株式会社の提供する先進的な住空間プレゼンテーションCADツール「Walk in home」。このツールは2020年から九州産業大学建築都市工学部で学生の設計支援ツールとして採用され、現在のプロジェクトでも活躍しています。
具体的には、「Walk in home」は3D設計システムを用いることで、車椅子ユーザーの移動動線や壁紙のシミュレーションなど、障がい者の日常生活を考慮した設計をリアルタイムで確認可能。学生たちは、このツールを用いて、実際の車椅子の動きや壁紙の選定プロセスを疑似体験し、より実際に近い設計に挑戦しました。
また、多くの大学で使用されている設計ツールが高度なスキルを必要とするのに対し、「Walk in home」は操作性に優れ、WordやExcelのように手軽に使用できるのが特徴。元々は2000年に住宅業界向けのプレゼンテーションシステムとして開発され、その使いやすさから多くのビルダーに支持されてきたツールです。
今回のプロジェクトは、香川研究室の学生が設計した障がい者グループホームの建築設計案を競う「Gh-1グランプリ」を中心に展開され、このコンペティションは、安心計画株式会社が経済産業省中小企業庁より採択された令和2年度「商業・サービス競争力強化連携支援事業」の一環として開催されました。
【Gh-1グランプリ特設サイト】https://www.anshin.co.jp/event/437
【安心計画株式会社コメント】
私たちは香川研究室と連携支援事業を進めていくうちに、学生たちが建築の授業で使っている設計システムに苦手意識があり、「建築設計は難しく面倒なもの」というイメージを持っていることに気づきました。この課題を解決するため、私たちは香川研究室の学生たちに「Walk in home」を教材として使いながら、設計の基本と、2次元の図面を作成すると同時にリアルタイムで3次元のイメージや「構造の安定」と「温熱環境」についての設計性能、設計図書までも画面で確認できる機能を説明しました。その結果、学生たちは「設計は難しいものではなく楽しいものである」という新たな発見と体験を得ました。これがきっかけとなり、「Gh-1グランプリ」というコンペティションが学生たちの提案で始動。その成果が今回の内覧会として実を結びました。設計の実務における指導においては、「Walk in home」導入ユーザーであり豊富な実績を持つ株式会社スエナガ様(本社:福岡市/代表取締役:出口洋一)のご支援をいただきました。
安心計画株式会社は、これまで多くのビルダー様に「住空間のプレゼンシステム」という革新的な価値を提供してきました。今回のプロジェクトを通じて、大学の教育現場においてもその価値を提供することが可能であることを証明しました。私たちは引き続き、建築業界と教育現場の両方における革新的な取り組みを続けてまいります。
※Walk in homeは株式会社DTSの商標または登録商標です。
■こちらのプロジェクトの詳細を、以下「PR TIMES STORY」で配信しています。
学生のアイデアが現実に!建築設計コンペから障がい者グループホームが建つまで
https://prtimes.jp/story/detail/bpejMVcLlaB
■内覧会詳細
日時:2023年9月8日(金)10:00~16:00、9月9日(土)10:00~15:00
場所:福岡市城南区南片江5丁目14-5、14-6
名称:YOKATOKO南片江 弐番館
■内覧会についての問い合わせ
安心計画株式会社 情報戦略部 岡原 光輝
電話 092-475-1751
Mail okahara-m@anshin.co.jp
【安心計画株式会社】https://www.anshin.co.jp