福岡県宗像市大島における新しいビジネスリーダー、「宗像大島創生合同会社」が誕生しました。これは、産業消滅を阻止するための地域資本によるビジネスの担い手となることを目指すもので、島内で利益が循環する仕組みを構築し、サステナブルな地域経済圏を確立することが目標です。
宗像大島は古くから漁業が基幹産業で、多くの島民が従事してきました。しかし、高齢化と後継者不足により産業衰退が問題となっています。さらに、宗像大島には10軒ほどの民宿が存在しますが、高齢の経営者が多く、急な休業が求められる事態が見受けられます。
ローカルツーリズム株式会社はこれらの問題を解決するため、地域の産業を支える新たなビジネスの創出に取り組んでいます。既存の宿泊施設を運営し、新たなブランド商品を開発するなど、地域資源を活用した事業展開を進めてきました。この結果、地元の雇用を創出し、宗像大島の一人あたりGDPを5年間で10%増加させるという目標を掲げています。
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