東京都日野市とふるさと納税ポータルサイト「さとふる」は、日野市の貴重な歴史遺産「日野宿本陣」の保存と継承を目的に、クラウドファンディング型ふるさと納税を活用した寄付受け付けを開始します。2023年4月3日より、目標額3,499,000円を募る「さとふるクラウドファンディング」がスタートします。
「日野宿本陣」は、東京都史跡・日野市史跡・日野市指定有形文化財に指定されており、かつて敷地内に存在した天然理心流の剣術道場には、新選組隊士の近藤勇、土方歳三、沖田総司らが稽古に通ったことでも知られています。約160年後の今も、多くの見学者が訪れ、街道の歴史や新選組の軌跡に触れています。
「さとふるクラウドファンディング」は、ふるさと納税の仕組みを活用し、寄付金の使途に応じて事業を立ち上げるプラットフォームです。寄付者は、具体的な寄付金の使途から寄付先を選択できるだけでなく、自治体への応援メッセージの投稿や集まった寄付金額を随時確認することができます。
■東京都日野市からのメッセージ
現在の日野駅の周辺は、江戸時代には甲州道中(甲州街道)の宿場町として栄え、日野宿本陣はその中心に位置します。1864年に完成した現在の建物は、約160年にわたり、街道と日野宿の移り変わりを見つめてきました。また、日野宿本陣にあった天然理心流の道場には後の新選組隊士たちが集い、当主の佐藤彦五郎は新選組の最大の支援者でもありました。建物は若き日の新選組隊士たちの出会い・交流の場であるだけでなく、1868年に甲陽鎮撫として甲州に向かう際に近藤勇や土方歳三らが立ち寄ったことでも知られています。そして、新選組隊士にまつわる数々の逸話も伝えられています。
日野宿本陣は歴史学的・建築学的にも、また新選組の事績を辿るうえでも、極めて貴重な建物です。このように新選組と深いゆかりがあり、新選組のふるさと日野の象徴とも言える日野宿本陣を良好な状態で次世代に継承することは、私たちのつとめです。皆さまのご支援をお願い申し上げます。
「日野宿本陣」は新選組ゆかりの地として、その歴史的価値は計り知れません。そのため、今回のクラウドファンディングを成功させ、建造物の調査や改修計画に資金を提供することは、地域の歴史文化財を維持・発展させる上で非常に重要です。
地域住民や観光客、歴史愛好家など、幅広い層から支援を集めることが期待されています。特に、「さとふるクラウドファンディング」を通じて、地域に根ざした活動やプロジェクトに寄付をすることで、地域の活性化や文化の継承にも繋がることでしょう。
新選組の原点「日野宿本陣」を未来に残すプロジェクト | ふるさと納税サイト「さとふる」
https://www.satofull.jp/projects/business_detail.php?crowdfunding_id=265