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【アキヤリノバコラム】一人一軒!第8話 北海道(道央以外)土地柄と自然優先!北海道の魅力を余すことなく楽しむための魅力的な移住情報を覚えよう。「道北」「道東」「道南」3つのエリア。#稚内市 #名寄市 #紋別郡西興部村 #釧路市 #帯広市 #函館市

北海道は調べることがたくさんあるなあ、と思いながら調べていたのですが、空き家の数は人気があるエリアほど少ない、という当然すぎるデータに突き当たって困惑する日々です。
そんななかで、前回は道央エリアをおすすめして来ましたが、今回は「それ以外」という北海道の広さに対しておすすめしたいエリアは割と限られる、という流れになります。

これは魅力的な場所が少ないこととはイコールではなく、「北海道ではないエリア(特に東京都23区エリア)から北海道に移住する」という前提で調べたときに「いきなり移住するには難度が高い」ということと移住者に対しての支援がすでに終わっている」要素を中心に選別した結果、候補が絞られたためです。

例を挙げると、ある自治体は移住を決定した人に土地を無料でお譲りする、という魅力的な支援があったのですが、2022年4月時点でその制度が終わっていたので泣く泣く候補から外しました。

なので今回提案させていただくエリアは「道央エリアと違って北海道の自然に重点を置いている」+移住の難度が高くないうえで、監視していてでも物件が出るのを待つ価値がある、という欲張りなオススメになります。

より北海道に詳しい方は「ここもあるよ!」と思われるかもしれませんので、その場合はぜひご意見をいただけるとストロングポイントを磨いた記事にさせていただきますので、情報お待ちしています!

選り抜きで紹介する3つのエリア 

道央以外は「道北」「道東」「道南」と3つのエリアに分けることが出来ます。

 このエリアはいずれも「そのエリア独自の良さと風土」に特化しているため、暮らしやすさは自分でなんとかできる、という前提でのオススメになります。もちろん土地が持っている魅力だけでなく、自治体としての支援を頑張っているエリアもピックアップしていきます。

道北オススメの移住エリア

オホーツク海と日本海に面している稚内を頂点にいくつか選択肢がありますが、四季を彩る景観や道民の人柄が現れている「快適な田舎暮らし」が強みとなります。基本的に日本海側は冬が厳しい傾向にあるので、寒いことは覚悟していても「それ以上の可能性もある」というのを念頭に置いておきましょう。広い道北の中でもオススメしやすい自治体を3つお伝えします。

 

日本最北端で観る景色と自然に魅了される 稚内市

稚内

日本最北端の街であり、一般人が到達できる最北端の場所である宗谷岬が有名です。

広大な原野が広がり、その風景はとても魅力的なだけでなく、風力発電のタービンが並ぶことからも解るように自然エネルギーでの発電に力を入れており、太陽光発電と合わせて稚内市が使用する電力の120%を担っています。

ただしそれが電気代の削減にはつながっておらず、電力供給があるよ、ぐらいのメリットと考えておいて下さい。

2つの海に面しているため、海産物が豊富で食に関しては文句のつけようがないクオリティの反面、ショッピングできるエリアは限られており、利便性は低めです。

反面、空き家の価格とランニングコストは高くないのですが、物件の数はあまりなく、木造家屋ばかりなので、リフォームやリノベーションを前提として選ぶ必要があります。

住みやすさと安全性と楽しいアウトドア全部入り! 名寄市

名寄市

内陸部にあり、周囲はすべて山に囲まれている特徴的な立地の自治体が名寄市です。

 碁盤目状に分けられた地図を見ると解るのですが、区画整理がしっかりしているので街の中で迷うことが少ないことと、環境的な住みやすさなども含めて北海道全体でも人気のある自治体になります。

 農作物の名物が多く、じゃがいもからワインまで幅広い名物が手に入ることにも注目です。

 またスノースポーツやキャンプを気軽に楽しめるなどアウトドア派にはプッシュしたい自治体になります。

 反面、インドア派の人には徹底的に不向きなことと、移住やリフォームの支援制度に関しては期待できないこともあり、万人におすすめできるわけではないです。

 北海道特有の温かい人柄もあり、治安は抜群にいいので、魅力的ではありますが他のエリアと比較して選ぶといいでしょう。

最先端のサイバービレッジ 紋別郡西興部村(にしおこっぺむら)

 

西興部村

北海道全域で人口低下が多い中、このエリアは自治体の施策で人口増を達成しているのですが、その施策が素晴らしいです。

まず18歳までの医療費無料で子育て世帯が安心して暮らせる上に、村全域に光ファイバー網を走らせてネットインフラが確保でき、さらに最寄りである紋別空港と羽田空港の航空運賃を補助するなど徹底的に自治体の価値を高めています。

最先端のサイバーな村、というライフスタイルはかなり魅力的ですが、人気が高すぎるせいか空き家がなかなか見つからないという問題も抱えているので、アンテナを広く持って情報収集していきましょう。

道東のオススメ移住エリア

道東はオホーツク海に面し、日本海側にはない降雪量の少なさもあって暮らしやすさは比較的上位に来ますが、エリアの中で満足のいく自治体は面積の広さに反比例して少なめなので、その街の強みと比較して検討する余地のある街を紹介していきます。

 

夏の涼しさNo.1! 居心地の良さに定評のある街 釧路市

釧路市

観光、漁業、農業と全方位に強みのある経済の中心地が釧路市です。街としての居心地は非常に高く、長期在留者は北海道の中でトップという点からも評価されていることが解ります。

夏が過ごしやすい北海道の中でも特に夏の気温が低く、外出時には羽織るものが必要なコーデを求められるほど涼しいです。大きな特徴として霧が出やすいため、気温が下がることが挙げられます。デメリットとして除湿が常に必要になりますが、家の中だけ対策すれば問題ありません。

その一方で冬は気温が下がるものの、降雪量に関しては少ない部類なので雪かきの苦労はあまり気にしないでいいことも利点です。

農業と漁業が発達しているため食に関してのクオリティは最高級になりますが、大型店舗が主流となり街ならではの店舗はほぼシャッター街になっているなど人口が低下しており、2022年時点では開発が広がる要素が特に無いため、現状維持もしくは低下する人口に対して、自治体が対応できていないことも懸念点です。

物件に関してはある程度選べるのですが、空き家バンクに登録されている物件は取り合いになりやすいため、釧路市を選ぶのであれば細かい情報収集を推奨します。

十勝平野に囲まれた大地の恵み! ウマ好きにはたまらない? 帯広市

帯広市

エリア的には十勝平野の中心に位置する帯広市は農業を中心に発展した街です。海と面していないため気候が安定しており、冬の雪も少ないですが、その代わりに空気が乾燥しやすいという独特の風土です。同じ道東でも釧路とはまた違った個性を持っていると言えます。

ストロングポイントとしては温泉が豊富に湧いているため、市内の公衆浴場はすべて温泉というアメニティと、帯広でしか観られない「ばんえい競馬」を楽しめることはかなり魅力的です。ランニングコストも低いため、生活であまり不便は感じないでしょう。

ただし中心地はあまり栄えておらず、周囲をドーナツ状に囲んで栄えているという地理的な問題があり、空き家を選ぶ場合は周囲の生活インフラをどうするか考えないと手間が増える、という面があります。

加えて乾燥だけでなく、冬期の気温低下はかなり厳しいので、徹底的な防寒対策が必要になることは頭に入れておきましょう。

他のエリアと離れているという立地ではありますが、市内でほぼ全て完結できるため不満はあまり感じません。他のエリアで多く見られる人口の低下が帯広市では見られないことからも、人気の理由が伺えます。

空き家物件もそれなりに揃っていますが、価格が高い物件もあるので、厳選して決めることをオススメします。

道南のオススメ移住エリア

道南はかなり狭い範囲に集中していますが、函館市しかなかった道南に北斗市が誕生した後に北海道新幹線の開通で「どちらかの市に住む」という実質の2択になりました。

北斗市のメリットは新幹線の始発/降車駅としての機能性に依るため、移住は生活しやすい函館市をおすすめします。

今後、小樽まで新幹線が延長されるため新函館北斗駅の強みが変化する可能性はありますが、その際に記事がアップデートされるまでは「道南=函館」と考えて下さい。

四季を通して幸せな要素が山盛り、東北へのアクセスで一歩リード! 函館市

函館市

歴史のある街と観光地として有名です。他県から見ると「北海道の魅力的な自治体」として、札幌市に次ぐ2位ですが、全国で一定規模以上の自治体42市で比べた場合、下から数えたほうが早いほど満足度が低い、という2面性があります。

五稜郭を始めとした歴史的な観光地を中心としているため、土地開発が制限され新しい住宅が生まれにくいです。その結果、住民の高齢化と人口低下が合わさることで空き家を探しやすいという状況になり、移住の難度は低くなっています。

函館名物の朝市があることからも海産物は豊富で、観光客も住民もその恩恵を受けられます。また土地柄として豚丼やジンギスカンなどの羊料理、チーズなど畜産関係も充実しているのは強みです。

 物件に関しては古い木造の空き家が多いため、耐震も含めたリフォームが必要ですが、北海道全域の中でも価格帯がお値打ちなので、一考の余地はあります。

移住に関しては東京圏からであれば60万からの移住支援金が出ますので、負担を少し軽減できるのも函館を選ぶメリットになるでしょう。

比較的に道央と似たような利便性を持ち、飛行機の代わりに新幹線を選ぶ、というスタイルで暮せば住みやすいエリアです。強いて言うなれば自治体の福祉が積極的に支援してくれるわけではないので、移住しての強みは環境と食の強みが中心になります。賃貸だとやや高めの相場観なので、様子見での移住体験はコストを多めに見積もっておきましょう。

まとめ

北海道というエリアを道外から選択する場合、どれだけライフラインを自分で確保できるかは大きなポイントになることがおわかりいただけたかと思います。もちろん紹介していない市区町村もあるのですが、初めの一歩としては難度が高いと判断したため、見送っています。

今後の発展や変化があり次第更新しますので、北海道の情報に関してはとりあえず今週で一段落となります。来週は騒がれている「生産緑地の2022年問題」の傾向と対策、現時点での動向をお伝えしていきます。

■文/構成:鶴岡八幡